【ワシントン=勝田敏彦】米韓の政府機関などが標的になった今回のサイバー攻撃は、「DoS(Denial of Services サービス拒否)攻撃」と呼ばれる。インターネットのウェブサイトを運営するコンピューター(サーバー)が行うべき仕事(サービス)をできなくする一般的な攻撃手段だ。
ウェブサイトを閲覧する際は通常、手元のパソコンが閲覧要求のデータを送り、サーバーは文字や写真などを返してくる。サーバーは複数の閲覧要求を同時にさばけるが、その限度を超えるような多数の要求を一斉に送りつけ、処理速度の低下や機能停止に追い込むのがこの攻撃だ。
この手段は複数のコンピューターから同時に攻撃するのが効率的。攻撃する側は、ネットに接続された管理の甘いコンピューターに、事前に遠隔操作でロボットのように操れるようにする不正なソフトウエアを忍び込ませ、特定のタイミングで攻撃対象に閲覧要求を出すように操作する。
このため直接、攻撃してくる「ロボット」の所在がわかっても、背後で操る「黒幕」までたどり着くのは難しい。
asahi.com(朝日新聞社):米韓サイバー攻撃続く 韓国では第3次被害 - ネット・ウイルス - デジタル